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輪回し遊びの輪をとるために、彼の足の魚の目を利用すること(エリック・サティの同名曲より)



輪回し遊びの輪をとるために、彼の足の魚の目を利用すること(『はた迷惑な微罪』から)

そんなことはすべきじゃない
もし善良なる神様がごらんになったら、お怒りになるだろう。
誰かにいわれたのでなければ、けっしてそんなことはすべきじゃない。

エリック・サティ ピアノ全集 Ⅱ(ドレミ楽譜出版社)より引用。






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彼のジャムパンを食べてしまう(エリック・サティの同名曲より)



彼のジャムパンを食べてしまう(『はた迷惑な微罪』から)

こっそり盗みたい気もちにならず、ジャムパンが見られるようになることだ。
友だちのジャムパンにさわったりするのは厚かましいことさ。
私の飼っていた犬は、こっそりと私の葉巻をぜんぶ吸ってしまった。
おかげで胃病になった。
それは、彼のパパにとって悩みの種だった!

エリック・サティ ピアノ全集 Ⅱ(ドレミ楽譜出版社)より引用。





秀才の友だちをやっかむこと(エリック・サティの同名曲より)




秀才の友だちをやっかむこと(『はた迷惑な微罪』から)

やっかむ者は、しあわせならず。
私は、自分のオウムをねたんでいた男の子を知っている。
男の子は、オウムと同じくらいきちんと、習ったことを憶えていられたらなあ、と思っていたのだ。

エリック・サティ ピアノ全集 Ⅱ(ドレミ楽譜出版社)より引用。





薔薇(奴隷博士の同名詩より)



薔薇            奴隷博士
                    
胸のなかに薔薇が咲く
影絵のような生のさなかに
花開く一輪の薔薇に
私の指は触れることができない
見えない棘が吸い続ける
血の色をした薔薇の花弁に
私の唇は触れることができない
この生に目醒めることは永遠の謎だ
私の生の廃園のなかで
汚れた月光の照らす世界で
赤い薔薇だけが一輪
いつまでも枯れることがない
 ヴェルギリウスに随い
 ダンテが下降する
 地球の中心
 そこは宇宙の中心である
 
 宇宙の
 精神の中心の地獄で
 呻吟する堕天使
 ルチフェルの傷ついた胸郭のなかで
 今も流出し続ける
 血液の豊かさを見よ! 
 
 しかし
 それがいつか
 赤い薔薇に変容するときが来ないと
 だれに断言することができるだろうか?
 
不可解な花弁の幻惑
階層のシンメトリー
私の胸のなかに
今日も花開く
一輪の赤い薔薇よ!





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