するとそこへ門からきれいな女の人が出てきて、
「ゆうかんなケンイチさん、よく来ましたね」と言って中に入れてくれました。
ケンイチは(なんでぼくの名前を知っているんだろう?)と思いながら女の人についていきました。
門をくぐると大変りっぱなたてものが見えました。
(あっ、これ見たことがある。そうだ、りゅうぐうじょうだ!お話で読んだことがあるぞ。この人はおと姫さまにちがいない)
りゅうぐうじょうに入るとおと姫さまは、
「さあ、ケンイチさん、じゅんびができるまでゆっくり楽しんでくださいね」と言っていなくなりました。
そのかわりにたくさんのごちそうがはこばれて、すてきなおどりや音楽がはじまったのです。でもおと姫さまのほかはみんなお魚の顔をしているのでした。
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